(招聘の経緯)
当協会は、平成25年11月25日~12月3日にかけて、「ランプーン県スワンブンヨパタム校舞踊団招聘事業」を実施致しました。
当会は、同校が「北タイ伝統芸術『ハリプンチャイ舞踊』の普及・振興に取り組んでいること」、「日本語教育振興に取り組んでいること」、「廣瀬正和協会理事(元スワンブン校日本語指導ボランティア)が進めている『きもの・浴衣寄贈プロジェクト』に協力していること」の三点を評価し、「北タイ高校生招聘プログラム」の一環として、今回の招聘を決定致しました。
(スケジュール)
11月25日(月) 舞踊団 来日
26日(火) 奥田敏晴城陽市長表敬訪問・ガイダンス
27日(水) 京都市立塔南高等学校 教育交流
28日(木) 大阪府立交野高等学校 教育交流
29日(金) 和束中学校 教育交流・ハリプンチャイ舞踊一般公演
30日(土) 京都観光
12月1日(日) 紅葉ロイカトン祭
2日(月) 大阪観光
3日(火) 舞踊団 帰国
(随行担当 畠山哲史協会副理事長 総括談話)
北部タイの文化芸術の伝統を受け継ぐランプーン県の中等学校から中学生6名と引率先生4名計10名を京都に招聘しました。11月25日(月)~12月3日(火)の滞在期間中、京都市立塔南高校、大阪府立交野高校、京都府和束中と3校を訪問し大歓迎を受けました。
また市民向けには京都市駅前[空]での公演と宇治南コミセンでの協会主催の紅葉ロイカトーン(タイと日本の文化交流)祭りでの伝統舞踊発表会を持ちました。3校の学校関係者のみなさま、舞踊発表会に参加された市民の方から「ハリプンチャイの美しい伝統舞踊に魅せられました。」「とても中学生に見えなかった。伝統的な舞踊に親しんでいる姿に感激した。」「にこやかに微笑みながらの舞う爪踊りやラムヤイの収穫に感謝する踊りを見て心が癒された。」など感想が寄せられました。
この事業は未来を担う日タイの青少年に友好の架け橋となってほしいと協会が5年前に招聘をスタートしました。今回の北部タイのランプーン県は、ハリプンチャイ王朝の始まり。ランナータイ(チェンマイを中心とした北部タイの文化)より古く7世紀から11世紀に栄えた古都で、その伝統舞踊を受け継いでいる生徒たちの発表を行い、日タイの中高校生との草の根の文化交流を深めようと企画されました。
今後も両国の「友好の架け橋」を育てるべく、同事業を継続するとともに、両国の友好の絆を次世代へと引き継ぐべく、積極的な取り組みを展開して参ります。
最後になりましたが、ご協力頂きました皆さまに、厚く御礼申し上げます。